困難な状況に関わらず常に希望を捨てずに生きる男の姿を描いた感動作「ショーシャンクの空に」
数々の名シーンや名言が生まれ、公開から20年以上経過しても人々から愛される素晴らしい作品です。
一度ご覧になった事があるという方も、改めてじっくり鑑賞されてみてはいかがですか?
今回は不朽の名作と名高い「ショーシャンクの空に」に登場する重要人物についてご紹介致します。
ショーシャンクの空に!トミーの悲劇
物語を大きく変えるキーパーソンとなる新入り受刑者トミー。
トミーは窃盗の罪でショーシャンク刑務所にやってきましたが、なんと彼は妻子持ち。
数々の犯罪を繰り返し刑務所に出たり入ったりを繰り返していましたが、高卒の資格を取る事を決めアンディが勉強を教える事になりました。
トミーは読み書きすらまともに出来ない状態でABCから学ばなければなりませんでしたが、それでも必死に勉強し見事合格。
挫折しそうになっても最後までやり遂げ出所後は人生をやり直せると思えた矢先、彼に悲劇が。
その原因はアンディの妻と不倫相手を殺した犯人を知っていたから。
以前別の刑務所内で知り合ったある男性からアンディの妻殺し事件と同じ様な内容の罪を犯した事をトミーは告白されていたのです。
その事を知ったアンディは当然無実の罪を晴らす為に所長に相談しますが、まともに取り合ってもらえません。
そればかりかトミーの命を狙う事に。
トミーの死によってアンディは希望を失いかけますが、同時に脱獄の決心を固めたのではないでしょうか。
ビッグスターのキャスティングも?
そんなストーリーに転機をもたらすトミー役を演じたのはギル・ベローズ。
ギルは「ショーシャンクの空に」でトミー役を演じた後、数々の映画やドラマに出演しています。
トミー役を演じ注目された事が現在の俳優としての活動に繋がっているのかもしれません。
重要な存在となるトミー役ですが、実は当初はブラッド・ピットが候補に挙がっていました。
でも彼は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」へ出演する事を決めオファーを断ったそう。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」はみなさんご存知の様にブラット・ピットの大きなターニングポイントとなった作品。
ブラピの現在に至るまでの輝かしい功績を作るきっかけとなった作品なので出演して良かったと思いますが、もしトミー役を引き受けていたら?
ブラピの役者人生そのものが変わっていたかもしれません。
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ショーシャンクの空に!真犯人は誰?
トミーの登場によって姿が明かになったアンディの妻殺しの真犯人。
エルモという名のその人物はカントリークラブで金持ちを探し、後をつけて強盗に入った所アンディの妻と不倫相手のプロゴルファーを殺害。
その事をまるで自慢話の様にトミーに語っていました。
ただ本当に彼が真犯人なのかは映画の中で明かになりません。
果たしてトミーが出会った人物が真犯人なのか、又は別の真犯人がいるのか。
その点は謎のままですが、アンディは真犯人がいると分かった事で行動を起こしラストの衝撃的な展開に繋がる為、真犯人の存在もある意味欠かせないのかもしれません。
それにしても真犯人のあの顔、見ているだけでイライラしますよね。
まだこの作品をご覧になられていない方はぜひ真犯人にご注目ください。
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ショーシャンクの空に!ブルックスの悲劇
どんな時も希望を持ち続ける主人公アンディの姿はもちろん心に響きますが、私は“ブルックス”の存在がとても印象的でした。
ブルックスはアンディと共に図書係を務め、刑務所内で50年という長い歳月を過ごしていました。
“ジェイク”という名のカラスを飼い刑務所内で仲間にも恵まれたブルックスに訪れた突然の仮釈放。
普通なら塀の外に出られる事に喜ぶはずですが、ブルックスは刑務所内に留まりたいと嘆きます。
そんな願いは当然叶う訳も無く、出所後彼を襲ったのは社会に馴染めない厳しい現実。
与えられた仕事も上手くいかず孤独を抱えた彼は自らの命を絶つ事を選択します。
柱に“Brooks was here” という言葉を遺して。
この切い描写が今でも鮮明に残っています。
50年という想像を超えた時間を刑務所内で過ごした彼が社会に馴染めないのは当然ですよね。
収監される前と出所後はまるで別世界の様に何もかもが変わっていたはず。
彼が社会に馴染めるまで献身的にサポートし、心の拠り所となる存在があれば良かったのですが、その様な事も無く最悪の事態に陥ってしまいました。
このブルックスというキャラクターが様々な問題点を訴えかけている気がします。
と同時に人間にとって一番辛い事は“孤独”だという事も。
ブルックスは映画の中で脇役かもしれませんが、私は観ていて色々な事を考えてしまいました。
みなさんはブルックスの死をどの様に感じられましたか?
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ショーシャンクの空に!ラスト
無実の罪で投獄され厳しい環境で生きなければならない主人公アンディの姿を描いた本作品。
それだけにラストの展開は感動的で涙を流された方も多いのではないでしょうか。
アンディが長い年月をかけて手にする事が出来た自由。
そして夢を叶えた彼の元を訪れたのは刑務所内の親友レッド。
再会を果たした2人がこの先どの様な道を歩むのかを想像してしまいたくなる様なラストでした。
そして不正を働き私腹を肥やしていた所長達にも裁きがくだりましたね。
因果応報という言葉がある様に、全ての行いは自分に跳ね返ってくるという事を教えられた気がします。
様々なメッセージが込められた不朽の名作。
まだこの作品を知らないという方はぜひご覧いただきたいと思います。
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ショーシャンクの空に!監督は誰?
この作品の監督・脚本を務めたのはフランク・ダラボン。
彼のご両親はハンガリー動乱の為政治難民としてフランスに逃れたハンガリー人で、フランクが幼少期にアメリカに移住しました。
彼が初監督を務めたのはスティーヴン・キングの短編小説を映画化した「312号室の女」で短編映画監督となり、その後ホラー映画を中心に脚本を担当。
1994年監督・脚本を務めた「ショーシャンクの空に」でその名を轟かせました。
1999年には同じくスティーヴン・キング原作の「グリーンマイル」では大きな成功を収め、その後もスティーヴン・キング作品を中心に映画監督や制作、脚本に関わっています。
ウォーキング・デッドの監督も!
彼の活躍は映画界に留まらず、世界中に空前の大ブームを巻き起こしたテレビドラマ「ウォーキング・デッド」のシーズン1 第1話の製作総指揮を務めたそうです。
「ウォーキング・デッド」と言えば日本でも大人気で、芸能人達のファンが多い事でも知られていますよね。
私も大好きな作品で最新話まで観ていますが、全ての始まりとなる第1話の製作総指揮をされた方と、「ショーシャンクの空に」の監督が同じ方なんて驚きです。
それだけ多彩な方なのかもしれませんね。
そんなフランク・ダラボンが今後どの様な作品を手掛けるのか楽しみです。
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ショーシャンクの空に トミー!真犯人・ブルックス・ラスト・監督のまとめ!
不朽の名作「ショーシャンクの空に」に登場する重要人物や監督についてご紹介させて頂きました。
この作品は心に響く名言が数多く登場します。
観終わった後必ず心に訴えかける“何か”を感じ取って頂けると思いますので、ぜひ多くの方にご覧いただけたらと思います。