人生において当然良い事だけが起こる訳もなく、時にはつまずいたり落ち込んでしまう事もありますよね。
そんな時にぜひご覧頂きたいオススメの一作があります。
それは2000年公開、ジュリア・ロバーツ主演の「エリン・ブロコビッチ」
3人の小さな子供を抱えたシングルマザーでありながら、ある事がきっかけでアメリカの大手企業と闘う事になった女性を描いたこの作品は実話を元に作られました。
どんなに困難な状況に陥っても決して諦める事なく立ち向かう姿に心動かされるはず。
今回は悩みを持たれている方や女性には特にオススメの映画「エリン・ブロコビッチ」のキャストやあらすじ、使用された曲についてご紹介致します。
エリンブロコビッチのあらすじの解説!
2人の元夫との間に3人の小さな子供を抱えたシングルマザーのエリンは無職。
必死に仕事を探しますが中々見つかりません。
おまけに運転中信号無視の車に追突され大怪我を負い、1万7000ドルの借金を抱えるハメに。
加害者に損害賠償を求める為エリンは弁護士エドの元を訪れます。
エリンに過失は無く賠償金請求出来ると見込んだエドでしたが、裁判が始まると事態は思わぬ方向に。
加害者がERのドクターであるのに対し、エリンは社会的信用も低く証言台で暴言を吐く始末。
陪審員の目にはお金目当ての当たり屋とみなされ、賠償金を全く得る事が出来なかったのです。
幼い子供を抱え生活に困ったエリンは、裁判で勝てると豪語した弁護士エドの事務所へ向かい半ば強引に懇願し、事務所で働ける事になりました。
そんなエリンはある日エドから不動産関連の資料を整理する様頼まれるのですが、そこである異変に気付きます。
不動産関連の資料の中に不自然な診断書や血液毒性検査結果が。
家を破格の値段で売却させられそうになっていたジャンセン夫婦の元を訪れると、大手企業の不審な動きが発覚。
更に大手企業の工場周辺に住む住民の多くに深刻な健康被害が出ていたのです。
その事に気付いたエリンは真実を求め奔走。
果たして大手企業が引き起こした公害を認めさせ、住民の安全な生活を取り戻す事が出来るのか。
シングルマザーでありながら、どんな状況に陥っても決して諦める事無く果敢に挑んだ実在の女性を描いたストーリーです。
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エリンブロコビッチのキャストは誰?
エリン・ブロコビッチ(演:ジュリア・ロバーツ)
実在の人物エリンを演じたのはジュリア・ロバーツ。
エリンはとってもたくましく、雇い主であるエドにも平気で暴言を吐く様な強い女性ですが、そんな姿を見事に演じきっていました。
彼女の演技は高く評価されこの作品で
- アカデミー賞主演 女優賞
- ゴールデングローブ賞 主演女優賞
- MTVムービー・アワード 女性演技賞
- 英国アカデミー賞 主演女優賞など
数々の賞に輝いています。
ジュリア・ロバーツ=「エリン・ブロコビッチ」と結びつけられる程彼女にとっては大きな代表作となりました。
そんなジュリアは1967年10月28日生まれ。
1988年に映画デビューを果たし
- 1989年「マグノリアの花たち」でゴールデングローブ賞 助演女優賞を受賞した事で注目。
- 1990年「プリティ・ウーマン」のコールガール役でスターの仲間入りを果たしました。
その後は数々の話題作に出演し世界的に有名なハリウッド女優となりましたが、日本に初来日したのは2010年とまだ最近の事。
中々日本を訪れなかった為、反日なのではとの噂まで飛び出しました。
ハリウッド界を牽引する女優さんのスケジュールを想像すると、日本を訪問する機会がなかったのかもしれませんね。
プライベートではキーファー・サザーランドやリーアム・ニーソンなど大物俳優との交際を経て、1993年カントリー歌手のライル・ラヴェットと結婚。
わずか2年で離婚した後、2002年に映画カメラマン ダニエル・モダーと結婚し3人の子供が誕生しています。
今後はどの様な作品でファンを楽しませてくれるのか注目です。
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エドワード・L・マスリー(演:アルバート・フィニー)
途中でくじけそうになりながらもエリンの言葉に感化され最後まで戦い続けた弁護士エド。
エリンとのコンビもお見事でしたが、そんなエドを演じたアルバートは1936年5月9日生まれ。
王立演劇学校を卒業後舞台を中心に活躍。
1960年「寄席芸人」で映画デビュー後は数々の作品に出演し、これまで5度アカデミー賞にノミネートされる実力派俳優。
「エリン・ブロコビッチ」では全米映画俳優組合賞の助演男優賞に輝いています。
主な出演作は2004年「オーシャンズ12」、2006年「プロヴァンスの贈り物」、2007年「ボーン・アルティメイタム」、2012年「ボーン・レガシー」「007 スカイフォール」など。
大ヒット作品に出演しているので、映画好きな方にはお馴染みかもしれませんね。
ジョージ(演:アーロン・エッカート)
子供達の世話をし、エリンの恋人となったジョージ演じたアーロンは1968年3月12日生まれ。
ブリガムヤング大学で演劇を学び1997年に映画デビュー。
「エリン・ブロコビッチ」でエリンの恋人を演じた事で大きな注目を集め、現在まで映画を中心に活躍を続けています。
主な出演作は2006年「ブラック・ダリア」、2007年「幸せのレシピ」、2008年「ダークナイト」、2012年「ダークナイト・ライジング」、2013年「エンド・オブ・ホワイトハウス」、2016年「ハドソン川の奇跡」など。
ピープル誌による「世界で最も美しい50人」に選出された事もあるアーロン。
今後どの様な活躍されるのか楽しみですね。
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エリンブロコビッチのその後は?
この作品はエリンが破格のボーナスを手にし、エドと共に実在の大手企業との調停など7つの訴訟を抱えているという所で幕を閉じますが、先程からもご紹介している様にエリンは実在の人物。
当然その後の人生がある訳で、一体どの様な人生を歩んでいるのか気になりますよね。
調べてみたところエリンは波乱万丈の人生を送っていました。
エリンブロコビッチ!ジョージとのその後とは?
まずは映画にも登場したジョージの存在。
面倒見がとても良く、エリンの子供達に慕われ素敵な人物の様に描かれていましたが、実際は報酬を得てベビーシッターを引き受けていたそう。
エリンが集団訴訟によって高額な報酬を得た事を知ると、お金を要求し最終的には法的に決着をしなければならないハメに。
映画を観てジョージは何て素敵な人物なのだろうと思っていましたが、現実を知って少しがっかりしてしまいました。
やはりお金は人の心を変えてしまうのでしょうか。
ジョージだけで無くエリンは元夫からも金銭を要求され苦労した様です。
エリンブロコビッチ!子供達とのその後とは?
また念願のマイホームを購入するも、実際はカビだらけで建て替えなければ住めず、更に十代になった子供達は薬物に手を染める始末。
私生活ではかなり散々な目にあってしまったエリンですが、環境・薬害訴訟を専門とした消費者保護団体の代表として現在も精力的に活躍を続けています。
エリンのその後も気になるものの、個人的にはかなり気になる実在する大企業のその後。
あれだけ甚大な健康被害をもたらしたにも関わらず、その後数々の問題を引き起こしています。
記憶に新しいのは昨年末(2018年11月)カリフォルニア州を襲った史上最悪の山火事の原因になったのもその企業。
犠牲者も多く日本でも大きく報道されたためご存知の方も多いはず。
この企業は度々山火事を引き起こし、その度に訴訟を起こされていました。
そしてつい先日、昨年の山火事による巨額の負債に対処する為、数週間以内に連邦破産法の適用申請を検討している事が報道されました。
アメリカでは大きな企業として責任のあるこの会社。
今後どの様な道をたどるのか目が離せません。
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エリンブロコビッチの予告編は?
「エリン・ブロコビッチ」をまだ一度もご覧になった事がない方は、まず予告をご覧になられてはいかがですか?
ジュリア・ロバーツの美しさやスタイルの良さに釘付けになってしまうかもしれません。
主人公エリンという女性は露出が高めの服が大好き。
弁護士事務所で働く事になれば多少服装に気をつけると思いますが、周りの目を気にして服装を変えた方が良いと弁護士のエドからアドバイスされても「私はお尻が垂れるまで好きな服を着続ける」と自分のスタイルを貫きます。
それがまたカッコ良く魅力的。
女性は特に憧れるかもしれませんね。
この作品が公開されたのは19年前。
当時私は学生でしたが予告のジュリア・ロバーツの姿を鮮明に覚えています。
でも内容は全く分からず恋愛映画だとずっと思っていましたが、観てみると水質汚染に苦しめられた人々と、彼らを助けようと必死に奔走する女性の姿を描いた濃い内容に驚きました。
実話だからこそより心が動かされるのかもしれません。
最近あまり良い事が無く落ち込んでいるという方に特にご覧いただきたい作品です。
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エリンブロコビッチの曲が渋すぎる?
この作品の主題歌となっているのはシェリル・クロウの「Redemption Day(救いの日)」
日本でもヒットした為、きっとみなさんも馴染みがある曲なのではないでしょうか。
1996年に発表したアルバム「シェリル・クロウ」に収録されていますが、本作のレコーディング中シェリルはヒラリー・クリントンと共にボスニアを訪れ、その経験を元に「救いの日」が完成したそうです。
歌詞を見ても彼女がボスニアで厳しい現実を目の当たりにした事が分かる気がします。
興味がある方はぜひお聴き下さい。
「エリン・ブロコビッチ」オリジナル・サウンドトラックも発売されました。
音楽の担当はトーマス・ニューマンで全23曲。
主題歌の「救いの日」をはじめ「六価クロム」や「水道管理局」、「ミス・ウィチタ」「“350億円”」など、映画に登場するお馴染みのタイトルの曲が収録されています。
映画を観たあと、その余韻に浸りながらサントラを聴くというのも楽しみの一つですよね。
エリンブロコビッチって実話?やご本人の現在の動向や子供達についてはこちらの記事もご覧くださいね↓
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エリンブロコビッチ その後!あらすじやキャストに予告|曲のまとめ!
2000年公開 実話を元に作られた「エリン・ブロコビッチ」についてご紹介させて頂きました。
大手企業が引き起こした水質汚染と、その健康被害に苦しむ住民達。
そんな彼らを必死に助けようとするエリンの姿を描いたこの作品は、きっとみなさんに勇気や感動を与えてくれるはずです。
主演のジュリア・ロバーツの鬼気迫る演技も見応えたっぷりなので、ぜひ一度ご覧になられてはいかがでしょうか。